株式会社Next IWATE(本社:岩手県一関市、代表取締役CEO:上野裕太郎、以下「Next IWATE」)と業務提携を締結し、2025年8月21日、一関工業高等専門学校にて開催されたNext IWATEの法人設立および提携発表記者会見に協力企業として参画しました。

『「新しいあたりまえ」で、新しい世界を創るFORVAL』を理念に掲げ、ESG経営を可視化伴走型で支援する「企業ドクター(次世代経営コンサルタント)集団」の株式会社フォーバル(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中島將典、以下「フォーバル」)は、株式会社Next IWATE(本社:岩手県一関市、代表取締役CEO:上野裕太郎、以下「Next IWATE」)と業務提携を締結し、2025年8月21日、一関工業高等専門学校にて開催されたNext IWATEの法人設立および提携発表記者会見に協力企業として参画しました。
本提携は、地域課題の解決と若手人材の育成を目的としたもので、産官学金の連携による地域共創モデルの構築を目指します。
事業受託の背景と目的
鹿児島県では観光、農林水産、食品加工、小規模製造など、地域に根ざした中小企業の多くが「何から始めればよいかわからない」という課題を抱えています。物価高騰や社会構造の変化が進む中、企業の持続的な成長には、生産性向上や省力化を実現するデジタル技術の導入が不可欠です。
またフォーバルGDXリサーチ研究所が2024年に実施した調査では、約8割の企業がDXに関心を持つ一方、実際に取り組んでいるのは約3割にとどまりました。また、約7割の企業が「社内にDX人材がいない・不足している」と回答しており、人材不足が大きな課題となっています。これらの結果は、IPAや中小企業基盤整備機構が公表する全国調査とも一致しており、鹿児島県内でも同様の課題が顕在化していると考えられます。
こうした状況を踏まえ、本事業では、IT企業のエンジニア等を対象に、AIやデータサイエンスなどの先端技術を体系的に学ぶ講座と、コンサルティング技術を習得する実践的な研修を実施します。育成された人材は、単なるITスキルの習得にとどまらず、地域企業の現場に入り込み、業務改善やデジタル導入の提案・実行までを担うDX支援人材として活躍します。
企業側も、漠然とした不安から脱し、具体的な改善アクションへと踏み出すことが可能になります。人材と企業が継続的に連携することで、鹿児島県内に自走型のDX支援ネットワークが形成され、地域経済の底上げにつながることを目指します。
業務提携の目的と背景
Next IWATEとフォーバルは、地域経済の持続可能な成長と若手人材の育成を目的に、岩手県一関市をモデル地域とした業務提携を開始しました。
一関市では、地元企業の事業承継や経営改善、若者の地元定着、地域課題の解決が喫緊の課題となっており、これらに対応するためには、産学官金の連携による包括的な支援体制が不可欠です。
本連携では、一関商工会議所を起点とした連携ハブ構想のもと、地域内外の支援プレイヤーを束ね、産業振興・人材循環・データ利活用を三位一体で推進する体制づくりを進めてまいります。
将来的には、「企業ドクター」の育成を通じて若手人材の地域定着を促し、地域企業の課題に対してデータに基づいた政策提言や事業支援を行うことで、地域経済の活性化と企業誘致につながる持続可能なモデルの確立を目指しています。
取り組み内容
今回の業務連携は、以下の取り組みを中心に展開してまいります。
◼企業ドクターキャンプによる人材育成
主に地域の高専生を対象にした経営課題の抽出・分析・改善提案を行う「企業ドクターキャンプ」を展開。Next IWATEが持つ地域密着型の教育・支援ノウハウと、フォーバルの経営支援ノウハウを融合し、若手人材を「企業ドクター」として育成します。
◼中小企業支援サービスの共同開発
Next IWATEとフォーバルが連携し、地域企業向けの経営支援・DX推進・事業承継支援などのサービスを共同開発。一関商工会議所との連携により、セミナー開催や伴走支援事業の企画・実施を推進します。
◼地域共創モデルの構築
一関市を中心に、教育機関(高専)、金融機関(信用金庫・銀行)、自治体、商工会議所などと連携し、地域課題に対する包括的な支援体制を構築します。
Next IWATE 代表取締役CEO 上野裕太郎様コメント
このたび、フォーバル様と業務提携を結ばせていただけたことを大変光栄に思います。
Next IWATEは、“地域と若者の未来をつなぐ”という想いのもと事業を展開しております。今回の提携により、地域企業が抱える課題に対し、DXや人材育成の両面から、より実効性の高い伴走支援を展開できると確信しています。
また、企業ドクターキャンプをはじめとする実践型教育を通じ、若い世代が地域企業の現場で学び、課題解決に挑む仕組みを構築することで、岩手から全国へと広がる新しい地域共創モデルを築いていきたいと考えています。
一関工業高等専門学校 校長 小林淳哉様コメント
岩手を元気な地域にしていくという大きな目標に向けて、私たちが育ててきた学生たちが、上野代表をはじめとするNext IWATEとして先頭に立ち、パートナー企業の皆様と一丸となって共創していく姿に、大きな期待を寄せています。
“一関モデルがさまざまな地域に展開され、日本全体に広がっていくことで、若者たちを中心に地域が活気づき、その先頭に彼らが立っている“そんな未来を夢見ております。
フォーバル 上席執行役員北海道・東北カンパニー長 齋藤勲コメント
このたび、Next IWATE様とともに岩手県一関市において、地域企業の持続的な成長を支援する新たな取り組みを開始いたします。地元企業が「企業ドクター」として他の地元企業に伴走支援を行い、育成された人材が後継者候補として就業することで、地域内での事業承継を促進します。さらに、成長した企業が県外から外貨を獲得し、地域経済を牽引することで、長期的かつ持続可能な経済成長を目指してまいります。
一関市において「企業版地域医療機関」を設立し、このモデルをNext IWATE様と連携しながら、全国への展開を進めてまいります。